ア　ラ　レーヌ　マリーアントワネット

カップ&ソーサー リトロン

1773年にセーヴル製陶所で作られたカップの復刻版。マリー=アントワネット（1755-1793）を描いたもので、王妃と国王ルイ16世の肖像をもつ2組のセットの一部です。「リトロンカップ」と呼ばれるこれら2つのカップとソーサーの装飾は、皆同じようなの構成ですが、フリーズの絵によって異なります。 「王妃マリー=アントワネットに」のカップでは、えんじ色の背景の中心に、カメオ風のグリザイユ画法に似せるために「灰色（グリザイユ）」に塗った王妃の顔のメダイヨンが描かれています。作者はピトゥー・レネで、彼の繊細な画法は、王妃の顔、ドレスのレースの光の陰影を絶妙に写し出しています。 "カップとソーサーの両側には、金色のアラベスの帯が飾られたアーチ型の花のフリーズが描かれています。描いたのセーヴルの才能ある若き金箔師アンリ=フランソワ・ヴァンサンです。花のモチーフを使うことで、王妃の優雅さと女性らしさ、加えて植物や自然への情熱を讃えています。 このカップのオリジナルはパリのカルナバレ美術館に所蔵されています。

原産国 : フランス ⚑

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