磁器の取り扱い説明書

石英、長石、カオリンで構成され、1,400℃で焼成する磁器は、セラミックの中で最も硬い素材です。気孔がいっさいなく、油分をはじき、酸性の液体によって損傷することはありません。

貴金属を含む装飾を焼成することで、ほうろうの中に色を組み入れることができ、長期間色を保護することができます。

ただし、磁器は慎重に取り扱って下さい。本説明書に従いご使用頂くことで、製品を長持ちさせることができます。

注文品の受け取り

事前に保管場所を決めておいて下さい。製品の取り扱いにあたり、事前に説明書をお読み下さい。

► 水切りカゴ：丸皿、オーバル皿、角皿など形の違う器を並られるよう、仕切りの調整可能な水切りカゴを使用して下さい。

► カップの上に十分な空間ができる適切なカップトレイを使用して下さい。

► 高さ1.80 mを超える位置にトレイを積み重ねないで下さい。身長に関わらず、従業員全員が簡単に手に届く場所に並べる必要があります。

► 蓋や小物については、適した収納場所を確保して下さい。

► 人の往来が多い場所には保管しないで下さい。洗浄する前にバーコードシールをはがして下さい。はがれにくい場合は、洗剤を溶かしたお湯を使うとはがれやすくなります。

磁器の保管

► 金やプラチナは、湿度の高い場所にさらされると酸化することがあります。酸化した場合、輝きを取り戻すには、研磨剤の入らない洗剤を使い、柔らかな布で洗って下さい。

► 同型の器は重ねて保管しますが、重ね過ぎないようにご注意ください。器の間に仕切りを挟むとより安全です。

お手入れ

磁器に灰色や黒の染みが現れることがあります。それは一部のナイフ・フォーク類との接触や、ステンレス面との接触（調理台や棚）が原因と考えられます。 こうした痕を取り除くには、研磨剤をわずかに含んだ市販の食器用洗剤をお使い下さい。または、重曹と水を混ぜてペースト状にしたものを、湿らせたスポンジで塗る方法もあります。金属製の付着物をやさしくこすり、その後すすいで下さい。

電子レンジ

► 磁器製品はすべて電子レンジでご使用いただけますが、装飾に金、プラチナ、銅、銀を使用している場合は使用できません。 これは、ベルナルドの製品に電子レンジに対応できない純度の高い貴金属が使用されているためです。

食器洗浄機の使用

ご使用になる食器洗浄機に、磁器に適した特別な洗浄モードがあるかどうか、ご確認下さい。強力洗剤による洗浄を繰り返し行った場合、装飾の一部が損傷することがあります。

► 決められた洗剤の量を守って下さい。

► 貴金属を含む製品の洗浄に研磨パッドを使用しないで下さい。

► 食器類が食器洗浄機に適切に並べられているかを確認して下さい。食器類他が互いに触れたりこすったりすることのないよう、過度な詰め込みは避けて下さい。

► 類似する形状の製品を一緒に洗って下さい。強い水圧をかけた場合でも、仕切りがしっかりと食器を支えることができるかを確認して下さい。

► 乾燥終了後は、温度が下がってから取り出して下さい。熱によって金やプラチナなどの金属が一時的に軟化することがあります。

► ボウルやカップを積み重ねるときは、特に取っ手に負荷がかからないよう注意して下さい。

料理提供時のご注意

► 急激に温度を変化させないでください。いきなり冷蔵庫からオーブンや滞熱ストーブに移動させたり、逆にオーブンや滞熱ストーブから冷蔵庫に移動させないでください。徐々に温度を上げるようにして下さい。

► 休憩時や研修時に、スタッフに正しい取り扱い方を復習させて下さい。

► リスクを避けるために、磁器を保管する棚を分割して下さい。

► 類似のものは一緒に保管します。カトラリー、金属製品、ガラス製品、磁器は区別して保管して下さい。

► 食器洗浄機のエリアには、正しく取り出すための十分なスペースがあることを確認して下さい。

► 食べ残しは、ゴムべらを使って、または手に手袋をはめたり、水の噴射を利用して取り除きます。 お皿をこすり合わせないように注意して下さい。ナイフ・フォーク類でお皿をこすらないで下さい。食べ残しを取り除くのに、テーブルの端やゴミ箱の内側を使用しないで下さい。食器をこすり合わせたり、ぶつけ合わせないで下さい。 食べ残しを取り除くために、お皿を金属や硬い面で叩かないで下さい。

► 長方形または正方形のお皿には角があるため、適切な取り扱いが必要です。

► 傷付ける可能性があるので、洗浄後はお皿を重ねて「スライド」させないで下さい。

以上の事に留意してお使いいただけますようお願い申し上げます。特別なご要望がある場合、ベルナルドのスタッフがお伺いします。お客様に提供されたコードを使いお問い合わせいただくが、または当社のウェブサイトをご覧下さい。